セロというマジシャンをご存知でしょうか？片言の日本語を喋るアメリカ人のマジシャンで、日本のテレビでもセロマジックの番組が何度も放送されているので、大抵の方は知ってますよね。
セロの番組が放送される度に話題になるのが、セロのマジックのタネ明かしのことです。セロのやるマジックも当然マジックですから、タネも仕掛けもあって当たり前なんですが、初めてセロのマジックを見た時には、タネがあるようには全く見えず驚いたものです。
が！しかし最近のセロのマジックをよ〜く見ていると、もしかしてこれは！と思われるようなものが映っている事も発見しました。ネットではセロのタネ明かしをするサイトもたくさん出てきているのです。タネは気になるけど解ってしまうと少しがっかりで複雑な気分です。
セロのマジックのタネ明かしをしているサイトで、セロがハンバーガー屋の看板からハンバーガーを取り出し、それを一口食べてから、看板へハンバーガーを戻すと、ハンバーガーの絵もかじられたあとになっているマジックのタネ明かしの動画を見たことがあります。
それと同じマジックを再現していました。しかしそれをやっているは素人でセロのようにスムーズには見えません。マジックはタネがあっても、話術とテクニックでタネを感じさせずにマジックをやってみせるセロはやはりプロですね。
そもそもマジシャンは超能力者とは違うのですから、手品は種があって当たり前なのです。種を知った所で我々素人にはセロのような一流のマジシャンの様なテクニックを習得しないとばれない様に実演する事は不可能ということです。
タネを明かしをされ損害を受けたとするマジシャン数十人が、マジックの種明かしを放送したテレビ局に対して損害賠償を求める提訴を起こしたという話があります。
マジック用に硬貨を加工したとしてマジック用品販売業者らが逮捕されたというニュースを報道した際に、ニュースキャスターがその加工した硬貨にタバコを通すというマジックを番組で実演。
それに対して、マジシャンらがタネ明しをされたとして訴えたという訳です。別にこのタネ明しを見なくても、このマジックの硬貨にタネがあるのは誰でも解っていながら見ているはず。それでも見た目には解らないようなテクニックがあるからこそ面白いものだと思います。
今更そのタネを明かされたからって、マジシャンに損害あるんでしょうか？
セロのマジックだってそこにタネがあるのは解っていても見つからないからこそ観客は引き込まれてしまうのだと思います。
Update:2014-05-06